チェコのキュビズム建築

チェコのキュビズム建築とデザイン1911-1925 -ホホル、ゴチャール、ヤナーク- (INAX BOOKLET)

チェコのキュビズム建築とデザイン1911-1925 -ホホル、ゴチャール、ヤナーク- (INAX BOOKLET)

先日INAXギャラリーで行われている、チェコキュビズム建築とデザイン展へ行ってきた。
キュビズム建築の担い手である三人の建築家に焦点を当て、多数の写真や10分間の映像などを展示している。
(三人とはヨゼフ・ホホル、ヨゼフ・ゴチャール、パヴェル・ヤナークの三人である。)
キュビズムというとピカソジョルジュ・ブラックなど絵画運動として認識されがちであるし、
しかもキュビズム建築があるのは、その発祥の地フランスではなくチェコなのである。
ホホルの名作ネクラノヴァ通りの集合住宅の壁面に代表されるような、ナナメの面の構成によるプリズムパターンは
キュビズムの影響をはっきりと見て取れる。1910年代に花咲いてあっという間に散ってしまったキュビズム建築
であるが、そのヨーロッパでの存在は特筆すべき内容である。


以下私の読んだ本の中でキュビズム建築に少し言及してあった吉田鋼市さんの本である。

アール・デコの建築―合理性と官能性の造形 (中公新書)

アール・デコの建築―合理性と官能性の造形 (中公新書)