2009-01-01から1年間の記事一覧

まち歩きと建築関係のTV

卒業設計をしていて中々決まらないのは敷地。やりたいプログラムや形体はあっても、この敷地でやろうと初めから決めている人は少ないといった印象を受ける。敷地は「知っているか、知らないか」の二択でしかないのであり、いかに多くの土地を理解しているか…

アーキメーション

久しぶりの更新である。 先日15日にコミティア90及びピクシブマーケットに行ってきた。好きな絵師さんなどの作品を求め東京国際展示場(通称:東京ビッグサイト)へと向かう。東京ビッグサイトでは就活で企業の合同説明会が行われていたためスーツ姿の人が多…

建築夜楽校2009第二夜

「データ・プロセス・ローカリティ―設計プロセスから地域のアイデンティティを考える」 第二夜 プロセスとローカリティーの関係について考える(五十嵐淳、家成俊勝、井出健一郎、古谷誠章、鈴木謙介、濱野智史、藤村龍至) まず三人の基調講演をまとめる前…

建築夜楽校2009第一夜

データとプロセスの関係について考える(中山英之、小嶋一浩、山梨智彦、難波和彦、江渡浩一郎、濱野智史、藤村龍至) まずパネリストである三人の設計手法をまとめると 中山英之 思い付くシーンの断片を連続させ、実空間として立ち上げていく。思い付いたら…

見えがくれする都市

『現在、我々の住む都市はかつてない変貌を強いられている。 そして我々はややもすれば、こうした急激な世のさまの移りかわりに目を奪われて、 対症療法的に事を処そうとする場合が多い。 そのなかで、変わらないもの、変え難いものを発見し、理解することが…

ディズニーランドの反対側で

JR舞浜駅〜浦安市中町地区〜を散歩した。 舞浜駅には何度か行ったことがあるけれど、ディズニーランドの反対側に降りた事のある人は少ないのではと思う。反対側には閑静な住宅街や団地が広がっている。 住宅街は首都高の騒音から断絶するようにフェンスと樹…

原っぱと遊園地

『まず人びとが動き回れるように道があった。 そして、その動きをより活性化するために、あるいはその動きを一時的なものでなく定常的なものとして構造化するために、 道の一部がある特定の性格を帯び始めた。それが建築ではないか。』 原っぱと遊園地 青木 …

建築の七つの力

『町の光景を感傷的に眺めているだけでは何も現実的な力とはならないが、 町を感性溢れたみずみずしい目で眺めることのない人は、それ以上に何も期待できない人たちだ』 〜建築の七つの力 鈴木博之著 P148より〜 もう一度自分の住んでいる町を見直してみよう…

超主観的建築のための書店案内

建築の本が売っている主な東京界隈の書店を紹介します。普通に紹介してもあまりつまらないと思い語り口を多少変えてみましたが、読みづらい、普通の文体にしてくれ、もっと真面目に紹介してくれなどの要望はコメント等にて受け付けます。徐々に増やしていき…

Webと建築そしてプロセス〜ARCHITECT/TOKYO/2009〜

TOMIO KOYAMA GALLREYで行われている『建築以前、建築以後』とhiromiyoshiiの『生成の世代〜generation of generativity〜』、そしてTaka Ishii Galleryの『平田晃久Akihisa Hirata"Flame flame"』へ訪れた。この三つの展示は同じ建物内で行われ、互いに独立…

表参道のGYREの三階にあるEYE OF GYREにて開催中の『ARCHITECT/2.0―WEB世代の建築進化論』を観にいってきた。 本展覧会の位置づけとしては1995年以後の都市状況と建築表現の関係を考えること、またフランス国立近代美術館(ポンピドゥー・センター)で2011年…

先日、南洋堂の洋書セールに行き本を数冊買ったのだけれど、暑さと遠い帰路を考えるとこの重さを背負いながら帰るのは辛かった。重いというのは紙媒体の弱点であると感じた。最近電子書籍であったり、携帯小説だったりが流行し始めその存在が希薄になると言…

最近久しぶりにピアノを弾いてみたが案の定指が動かないものだ。 10年以上続けて、手に入れたスキルであったから、弾けなくなっていたということはショックだった。とは言っても全く弾けないわけではないけど。できていたことができなくなるというのは悲しい…

20年以上生きてきたから、普段食べるような食べ物の味は食べる前から大まかにトレースできる。市販されている飲み物に至っては、きっと食べ物より味が分かるし、自分の好きな味を自然と選んで飲んでいる。初めて訪れる建築に対して抱く感情は、二回目ではど…

新・都市論TOKYO

新・都市論TOKYO (集英社新書 426B)作者: 隈研吾,清野由美出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/01/17メディア: 新書購入: 12人 クリック: 289回この商品を含むブログ (96件) を見るOut Line 建築家隈研吾の解説を挟みながら、清野由美との東京各場所で行わ…

卒業設計で考えたこと。そしていま2

卒業設計で考えたこと。そしていま(2) (建築文化シナジー) [ 五十嵐太郎 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 資格・検定 > 技術・建築関係資格 > 建築士ショップ: 楽天ブックス価格: 2,057円「卒業設計で考えたこと」の続編であるが私は2しか読んでいない…

構造デザイン講義

構造デザイン講義作者: 内藤廣出版社/メーカー: 王国社発売日: 2008/08/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブログ (28件) を見る東京大学で行われた「構造デザイン」の授業三年間分をまとめた内容である。本来お互いに全くの別物とし…

チェコのキュビズム建築

チェコのキュビズム建築とデザイン1911-1925 -ホホル、ゴチャール、ヤナーク- (INAX BOOKLET)作者: 鈴木豊,藤森照信,ロスチスラフ・シュヴァーハ,ペトル・ヴォルフ,住友和子編集室,村松寿満子出版社/メーカー: INAXo発売日: 2009/03/14メディア: 単行本(ソ…

陰翳礼讃

陰翳礼讃 (中公文庫)作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1995/09/18メディア: マスマーケット購入: 26人 クリック: 180回この商品を含むブログ (221件) を見る谷崎潤一郎著のこの本はしばし建築を専門にしている者が読むことの多い本であ…

見えがくれする都市

見えがくれする都市―江戸から東京へ (1980年) (SD選書〈162〉)作者: 槇文彦出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 1980/06メディア: ? クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る単純な「図」と「地」では表わすことのできないような、白でも黒でもない…